世界をリードするビジネススクールIMD(http://www.imd.org )が発表した「世界人材ランキング(World Talent Ranking)」によれば、アジアは2年連続して1国しかトップ10に入らなかった。
この年次リポートは世界61カ国が国内企業のパフォーマンスを最大化するため、どのように人材プールの育成、勧誘、つなぎ止めを行っているかを評価している。
これら61カ国のうち、香港は今年、2ランク上げて10位にランクインしたが、その他のアジア諸国はすべてランクを下げている。
昨年、アジアでただ1国トップ10にランクインしたシンガポールはランクを5つ落として15位になり、マレーシアは15位から19位、台湾は23位から24位、タイは34位から37位にランクを落としている。
2016年にトップ10を占めたのはスイス、デンマーク、ベルギー、スウェーデン、オランダ、フィンランド、ノルウェー、オーストリア、ルクセンブルク、香港で、すぐ後にドイツが続いた。
このランキングは人材に対する投資/育成、人材招致力、人材供給能力の3部門の実績を集合したもので、多くの要素から成り立っている。その中には教育、見習い期間、従業員教育、労働者の動機づけ、語学力、生活費、生活の質、報酬、税率、頭脳流出も含まれている。